リビングに洗濯物が山積み…そんな毎日から卒業!ランドリールームが“片づけも気分もすっきり”に変える秘密#column
この記事を読めば分かること
- ランドリールームが生まれた背景と現代の家事事情
- 家事ストレスを減らす「動線の最短化」の威力
- 収納・アイロン・干し場を兼ね備えた実践アイデア
- 失敗しない設計のコツ(湿気・場所選び・動線)
- 狭い家でも実現できる“簡易ランドリーコーナー”の作り方
- 家族みんなで自然と参加できる仕組み
はじめに
平日の夜、あなたがソファに腰を下ろした瞬間、テーブルの横に積まれた洗濯物が目に入る。「ああ、これも片付けなきゃ…」。気づけば、畳んでいない衣類がリビングの風景の一部になっている。そんな経験はありませんか?
もしも洗濯が「洗う・干す・畳む・しまう」まで、すべてがひとつの部屋で完結したらどうでしょう。たったそれだけで、暮らしは驚くほどラクになり、家族の時間にゆとりが生まれるのです。そのカギを握るのが「ランドリールーム」。この記事では、あなたの家事をもっと快適にするランドリールームの魅力を、リアルな暮らしのシーンを交えて紹介します。
ランドリールーム誕生の理由――現代の「洗濯問題」
昔は庭や縁側で洗濯物を干すのが当たり前でした。けれど今は、花粉・大気汚染・共働き・夜型の生活……外干しが難しい家庭が増えています。
その結果、リビングに物干し竿を広げたり、寝室に除湿機を置いて洗濯物を並べたりと、「家の中が洗濯物で占領される」状況に。ランドリールームは、こうした現代ならではの悩みを解決するために登場した、新しい家の間取りなのです。
動線の最短化で、洗濯が「面倒」から「快適」に
洗濯で一番大変なのは“移動距離”。
- 脱いだ服を洗濯機へ
- 洗った服をベランダへ
- 乾いた服をリビングで畳み
- 仕上げに各部屋へ配達
この流れ、1日に何往復も繰り返せば、まるで小さなマラソンです。
ランドリールームなら、洗濯機・干し場・収納棚がひと続きに配置されるので、ほとんど移動せずに作業が終わります。10分かかっていた作業が、半分以下に短縮されることも珍しくありません。
アイロンも収納もここで完結!「小さな家事ステーション」
ランドリールームは、ただの洗濯室ではありません。ちょっと工夫するだけで“家事の拠点”になります。
- 壁に折りたたみ式アイロン台を設置すれば、すぐにシワ伸ばしが可能
- 引き出し収納を家族ごとに分ければ、子どもも自分で片付けられる
- 可動棚にバスケットを置けば、洗剤や小物がすぐ取り出せる
洗濯動線と収納動線が重なることで、「片づけの二度手間」がなくなるのです。

快適に使うためのポイント――湿気と空調を忘れない
ランドリールームで失敗しやすいのが「環境設計」。
- 湿気対策:窓や換気扇で空気を流す。除湿機を置くのも効果的。
- 空調:夏は暑く、冬は寒くなりやすいので、エアコンや扇風機を検討。
- 場所選び:洗面所や浴室の隣なら動線がスムーズ。ファミリークローゼットと隣接させれば、収納まで一直線。
「ただの物干し部屋」で終わらせないためには、この3つが欠かせません。
狭い空間でもできる!プチランドリールームの作り方
「うちはマンションだから無理」と思うかもしれません。でも、小さな工夫で十分ランドリールーム的な快適さは手に入ります。
- 洗濯機の上に棚板を取り付けて収納を増やす
- 突っ張り棒で洗濯ハンガーをかけるバーを設置
- 壁フックを活用して、アイロン前のシャツや濡れたタオルを仮置き
- 幅30cmほどのスリムラックを置いて、家族の下着やタオルを縦収納
小さな工夫が積み重なれば、「ランドリールームなしの家」でも同じ効果を体感できます。
家族が自然に参加する不思議な空間
ランドリールームがあると、家族の家事参加率が上がることがあります。なぜなら「片付けやすい」から。
子どもが自分の着替えを棚から取る。パートナーがタオルを引き出しにしまう。家族それぞれが自然に動ける導線があると、「手伝って」と頼まなくても、家事が分担されていくのです。
まとめ
ランドリールームは、現代の家事事情に合わせて進化した新しい生活空間です。洗濯の流れをひとつにまとめることで、移動距離も作業時間もストレスも大幅に削減できます。
広い家でなくても、収納やフック、突っ張り棒を使った“プチランドリールーム”なら誰でも実現可能。あなたの生活に合ったスタイルで取り入れれば、洗濯はもう「苦痛な作業」ではなく、「気持ちよく暮らしを整える時間」に変わります。