新しいスタートにふさわしい家、間に合わせるなら“いま”がその一歩 #column

「進学のタイミングで引っ越しを考えてるけど、いつから動けばいいの?」

家づくりって、人生イベントの中でもトップレベルで忙しいやつじゃないですか。
そこに「進学」というビッグイベントが重なると、まるでダブル主演のドラマを一人で演出・撮影・編集までやるような忙しさになります。

ただ、うまくスケジュールを立てれば、この2大イベントを“最強のセット”として活かすこともできるんです。

この記事では、進学という人生の節目に合わせて家づくりを進めるときの理想的なスケジュールと注意点を、具体的にご紹介していきます。

この記事を読めばわかること

✔ 進学と家づくりをセットで考えるメリット
✔ 引っ越しまでの理想的なスケジュール設計
✔ 時期ごとのタスクと注意したい落とし穴
✔ 同時進行を乗り切るための工夫と考え方

pink cherry blossom in close up photography

1. 進学にあわせて家づくりをするのってアリ?

ズバリ、アリです。というか、実はかなり“理にかなっている”動き方なんです。

● 通学環境をベストに整えられる

学校までの距離が近くなる、乗り換えなしで行ける、交通量が少なくて安心——こういった条件は、進学時の住まい選びではめちゃくちゃ大事です。

進学を機に住まいも新しくすることで、ストレスフリーな通学ルートを確保しやすくなります。

● 生活スタイルの変化に合わせやすい

勉強する時間が増える、お友達が遊びにくる、習い事が始まる…進学後の暮らしは、思った以上に変化が多いです。

このタイミングで、生活動線や子ども部屋の配置を見直すことで、より快適な暮らしが実現しやすくなります。

● 家族にとっても“新しいスタート”になる

新しい制服、新しいランドセル、新しい通学路、そして新しい家。環境をガラッと変えることは、家族みんなの気分を前向きにしてくれます。

2. 理想のスケジュールは“逆算”から始まる

春の新生活スタートに間に合わせたいなら、ゴールから逆算して動くのが鉄則です。ここでは、1年前から準備を始める想定でご紹介します。

【12〜10か月前】

  • 「そろそろ動くか…」と思い始める時期。
  • 情報収集(学区、土地、予算、施工会社の評判など)
  • モデルハウス・住宅展示場めぐり
  • 家族で「どんな家がいい?」をざっくばらんに話す

【10〜8か月前】

  • 土地探し開始。学区・通学ルート・駅近・スーパーなどもチェック。
  • 施工会社の選定(2〜3社比較が◎)
  • 資金計画と住宅ローンの事前審査

【8〜6か月前】

  • 間取り・デザイン・設備を本格検討
  • プラン確定&見積もり、契約
  • このあたりで「本当に春に間に合うのか」が見えてきます

【6〜3か月前】

  • 着工(基礎工事~上棟~内装)
  • 入学関連の手続きも並行して進行
  • 引っ越し業者を仮予約しておくと安心

【1〜2か月前】

  • 建物完成、最終検査&引き渡し
  • 家具・家電の手配
  • ライフラインの契約、住民票の異動

3. スケジュール別で要注意なポイント

タイムラインに沿って進めても、思わぬ落とし穴があるのが家づくり。各時期で“気をつけたいこと”もセットで知っておきましょう。

● 土地選び:学区は早めに要チェック

希望の学校があるなら、学区内かどうかは最重要ポイント。あとで「この住所じゃ入れませんでした…」では涙が止まりません。

● 冬場の着工リスク:雪国の方は特に要注意!

地域によっては基礎工事が天候の影響をモロに受けます。積雪地域なら、もう少し前倒しのスケジューリングが吉。

● 学校関係の書類と説明会:うっかり忘れがち

入学説明会や必要書類の提出は、家づくりと並行して行うので、抜けがないようにリマインダー必須です。

4. “今”だけでなく、“未来”も見据えた家づくりを

子どもが成長すれば、家の使い方もどんどん変わります。「進学に合わせる」ことは大事ですが、「10年後の家族のカタチ」も意識しておくと後悔が少ないです。

● 子ども部屋は変化対応型で

・最初は広め1部屋 → 将来は仕切って2部屋に
・趣味や勉強スタイルに合わせて机の配置を変えられる設計に

● 在宅勤務・オンライン授業も視野に入れる

・ワークスペースは今や必須級
・できれば個室で、最低でもリビング横など静かな場所を確保

● 収納と家事動線の工夫が未来をラクにする

・通学用品の「定位置」を確保する収納
・ランドセル・制服・部活バッグが自然と片づく動線設計

5. 進学×引っ越し×家づくりの同時進行を乗り切るには?

「もう無理!タスクが多すぎて脳みそがフリーズ寸前…」となる前に、以下の工夫で乗り切りましょう。

✔ スケジュールを“全部見える化”。進捗チェック表も作成
✔ 家族内で“担当分け”。パートナーが頼れるチームメイトに
✔ 学区・住宅・金融の“プロ”に早めに相談
✔ ギリギリ行動は禁物。常に「バッファ(余裕)」を忘れずに!

まとめ

進学と家づくりのタイミングを合わせるのは、正直ハードモード。でも、その分、暮らしの快適さと家族の満足度が大きく上がる“ボーナスタイム”でもあります。

少し先を見据えて、しっかり段取りを組んでおけば、「あのとき頑張ってよかったね」と言える新生活が待っているはずです。次の春、新しい環境で、新しい鍵と、新しい気持ちをそっと握りしめて。
家族みんなで、ちょっと誇らしいスタートを切りましょう。