ガーデンルーム活用術 - 植物と暮らす室内外一体型テラスの作り方 #column

この記事を読めばわかること

この記事では、植物を愛する方にぴったりの「ガーデンルーム」を活用した室内外一体型テラスの作り方を紹介します。
フラワーショップでバイヤーを務める野口和哉さんが目指すのは、四季を通して家族で園芸を楽しめる空間づくりです。
自宅に植物が映えるガーデンルームを取り入れたリビングとテラスの一体化アイデアをご紹介します。

登場人物

  • 名前: 野口和哉(32歳、男性、フラワーショップのバイヤー)
  • 妻: 野口美沙(34歳、会社員)
  • 家族構成: 夫婦と長女(5歳)
  • 悩みや願望: 園芸を楽しみながら、室内外をシームレスにつなぐ暮らし

室内外をつなぐ「ガーデンルーム」の魅力

「家の中でも外でも植物を楽しめる空間が欲しい」
野口さんが思い描くのは、植物に囲まれた開放的な暮らしです。
リビングと庭をつなぐガーデンルームを設けることで、室内外をシームレスに楽しむ計画を立て始めました。
ガーデンルームは、ガラス張りの壁や可動式ドアを使うことで、リビングから庭までがひとつの空間のように感じられます。
「リビングで過ごしているときも、ふとした瞬間に植物の緑が視界に入るのがとても心地よいですね」と野口さんも満足気です。

季節を通じて快適に過ごせる工夫

ガーデンルームは、春から秋の快適な時期だけでなく、冬の寒い日や雨の日にも楽しめる工夫がポイントです。

  • ガラスの折戸で通気性を確保
     大きなガラスの折戸を取り入れ、暖かい日には開放的に使い、天気が悪い日には風を取り込むことができます。
     「雨の日でも植物の世話ができるから助かります。家の中から季節の移ろいも楽しめるんですよ」と野口さん。
  • 断熱材を使用して冬も快適に
     床やガラスのフレームに断熱材を取り入れ、冬でも暖かさを保てるように工夫。
     寒さが厳しい時期でも、ガーデンルーム内で植物が育つ環境が整い、家族でリラックスできるスペースにしています。

植物と暮らすための機能的な収納とレイアウト

ガーデンルームには、植物にまつわるアイテムを収納できるスペースも重要です。
野口さんは植物の世話がしやすいよう、棚や作業台を配置し、ガーデニングツールもすっきり収納できる工夫を取り入れています。

  • 棚の高さを調整して植物ごとに最適な環境を
     光をたくさん必要とする植物は上段に、日陰を好む植物は下段に配置するなど、植物の種類に合わせた棚の高さを調整。
     また、自然光が差し込む位置を計算し、植物ごとに必要な日光を十分に確保できる配置にしています。
  • ツール収納を備えた作業台
     作業台には引き出し収納をつけ、スコップやハサミなどの園芸ツールをいつでも手に取りやすい位置に収納。
     「棚の下に作業台を設けることで、植え替え作業も気軽に行えます。工具も取り出しやすく、作業効率が上がりました」と野口さん。

家族で楽しむガーデンルームのレイアウトアイデア

ガーデンルームは、植物の世話だけでなく家族で過ごす空間としても魅力的です。
野口さん家族は、リビングと庭の中間にあるこのスペースを使って、週末には家族でティータイムを楽しむことも多いとか。

  • リビングからつながるカフェ風コーナー
     リビングとガーデンルームの間にカフェ風のテーブルセットを配置し、家族で軽食やコーヒーを楽しめるコーナーを設けました。
     室内にいながらも外の景色を楽しむことができ、自然と家族の会話が弾む場にもなっています。
  • 屋外チェアを置き換えて季節ごとの模様替え
     軽量で移動しやすいチェアを選ぶことで、季節や気分に合わせて自由にレイアウトを変更。
     「春はお花を植え替え、夏は日よけシェードを追加し、冬は温かいブランケットをプラスするだけでガーデンルームが季節に応じた居心地の良い空間に変わります」と野口さんも工夫を楽しんでいます。

まとめ:四季を通じて家族で植物と共に過ごせる空間

野口さん家族にとって、ガーデンルームは植物と共に豊かな暮らしを楽しむための場所です。
四季を通して自然と触れ合えるリビング空間は、家族の絆を深め、日々の生活に彩りを与えてくれます。
住宅展示場では、ガーデンルームのアイデアや室内外をつなぐ設計例も見学できるので、ぜひ足を運んで、実際のデザインを体感してみましょう。