「注文住宅っていくらかかる?」予算別にわかる、理想のマイホームのつくり方#column

「注文住宅は高そう」「どれくらいの予算を考えればいい?」
そんな疑問を持つあなたへ。

実は、どんな家に住みたいかによって、適正な予算は大きく変わります。
本記事では、**2,500万円・3,500万円・5,000万円以上の予算別に、どんな家が建てられるのか?**を徹底解説。

「この予算なら、どこまでこだわれるの?」
「コストを抑えるポイントは?」

そんな不安を解消し、あなたにぴったりの家づくりのヒントをお届けします。

この記事でわかること

注文住宅の費用相場と、予算別の家の違い
価格を決める要素(広さ・設備・デザイン)の具体例
コストを抑える工夫と予算オーバーを防ぐ考え方
注文住宅の費用内訳と、見落としがちな費用

はじめに:注文住宅の価格は「選び方」で決まる!

注文住宅の価格は、建物の広さ・設備・デザイン・立地などの要素によって変わります。
「どこにこだわるか?」を決めることで、予算内で満足できる家を建てることが可能です。

たとえば、同じ3,500万円の家でも
駅近の狭小住宅にするか?
郊外で広々とした平屋にするか?
デザインや設備にこだわるか?

これらの選択肢によって、家のカタチはまったく違ったものになります。
そこで今回は、価格別に「どんな家が建てられるのか?」を具体的に解説していきます。

a kitchen with white cabinets

2,500万円の注文住宅:コスパ重視で賢く建てる家

どんな家が建てられる?

・延床面積:約30坪(100㎡)
・間取り:3LDK or 4LDK(コンパクト設計)
・仕様:基本プラン+シンプルな内装

こだわりポイント

コンパクトな間取りで無駄を省く
標準仕様を活用し、オプションを最小限に
シンプルな外観・内装でコストダウン

コストを抑える工夫

水回り(キッチン・浴室・トイレ)をまとめることで配管工事費を節約
外壁をタイルではなくサイディングにすることでメンテナンス費用を抑える
収納は造作ではなく、家具でカバー

💡 この価格帯に向いている人
→ 「広さよりも価格重視」「無駄なくシンプルな家を建てたい」

3,500万円の注文住宅:デザインと快適性を両立する家

どんな家が建てられる?

・延床面積:約35坪(115㎡)
・間取り:4LDK+ウォークインクローゼット
・仕様:設備のグレードアップが可能

こだわりポイント

吹き抜けや勾配天井で開放感のあるリビング
キッチン・浴室・収納にこだわり、生活しやすい設計
断熱性能を向上させ、光熱費を節約

コストを抑える工夫

照明やカーテンは引っ越し後に選ぶことで初期費用を抑える
外構工事をシンプルにし、DIYできる部分を残す
水回りはグレードアップしすぎず、標準仕様+オプションに抑える

💡 この価格帯に向いている人
→ 「快適さとコストのバランスをとりながら、こだわりの家を建てたい」

5,000万円の注文住宅:理想を叶えるハイグレードな家

どんな家が建てられる?

・延床面積:約40坪(130㎡)
・間取り:4LDK+書斎+シアタールーム
・仕様:ハイグレード設備・フルオーダーデザイン

こだわりポイント

全館空調や床暖房など、住み心地を最優先
オーダーメイドのキッチンや造作収納でデザイン統一
外壁をタイルや石材にすることで高級感を演出

コストを抑える工夫

高価な設備を厳選し、本当に必要なものだけを導入
将来的にDIYできる部分を残しておく
一部の部屋はシンプルな仕上げにし、デザインを統一

💡 この価格帯に向いている人
→ 「デザイン・設備・機能、すべてにこだわりたい」「一生住む家だから妥協したくない」

注文住宅の費用内訳と「見落としがちな費用」

注文住宅の価格を考える際、本体価格だけでなく「総費用」を把握しておくことが重要です。

本体工事費(約70%)
 建物の建築費用(基礎・屋根・内装・設備など)

付帯工事費(約20%)
 外構(駐車場・庭)、解体費、地盤改良など

諸費用(約10%)
 設計費、登記費用、住宅ローン手数料、火災保険など

「建物の価格+30%程度」を目安にして、余裕をもった資金計画を立てることが大切です。

まとめ

注文住宅の価格は、「どこにこだわるか?」で大きく変わる

2,500万円の家 → コスパ重視でコンパクトに
3,500万円の家 → デザインと快適性のバランス
5,000万円の家 → 設備・デザインの自由度MAX

まずは、あなたにとって「譲れないもの」と「コストを抑えられる部分」を整理することが大切です。
「予算に合った理想の家づくり」を実現するために、しっかり計画を立てましょう!