引っ越し費用は条件次第で2倍も違う!単身5万円・家族30万円、そのカラクリを元引っ越しバイトがぶっちゃけ解説#column
この記事を読めば分かること
- 引っ越し費用が「なぜそんなに差が出るのか」明確に分かる
- あなたの条件でいくらぐらいかかるか見当がつく
- 引っ越し料金を安く抑えるために、今からできることが分かる
- 引っ越し代以外に必要な「隠れコスト」まで事前に知っておける
はじめに
3月中旬の午前9時。
静かな住宅街にエンジン音が響き、ガチャリとトラックの後部扉が開く。
「おはようございまーす!今日担当します、〇〇運輸です!」
作業服のスタッフが笑顔で挨拶する横で、引っ越し先のカギを慌てて探す一家。
この光景、春の風物詩ですよね。
でも、トラックが到着するその前に、多くの人が悩むのが**「引っ越し費用って結局いくらかかるの?」**問題です。
「近距離なら安い?」「荷物が少ないなら激安?」「見積もり取ったら思ったより高かった…」そんな経験、あなたにもありませんか?
この記事では、引っ越しバイト歴3年の筆者が、実際に見てきたリアルな金額を完全公開。
さらに、「費用を抑える裏技」や「やらなきゃ損する事前準備」までたっぷりお伝えします。
そもそも引っ越し費用って、何のお金?
トラックと人件費がベース
まず絶対必要なのが、「トラック代」と「作業員の人件費」です。
荷物の量が多ければ大きなトラックが必要になり、人手も増える。
つまり、荷物が多い=高い、これは鉄則です。
実は地味に痛いオプション料金
さらに、「こんなことまでお金かかるの?」というオプションも。
- 洗濯機の取り外し・設置
- クーラーの脱着
- ピアノや水槽など特殊な荷物の搬送
- 梱包・荷解きまるごとおまかせ
これらを頼むと、一気にプラス5万円…なんてザラです。
実費負担も忘れずに
引っ越し業者の料金以外に、自分で出すお金も意外と多いです。
- 高速代(長距離の場合)
- 新居の初期費用
- 不用品処分費
この「隠れコスト」、見逃すと予算オーバーの原因になります。
人数&距離別のリアル相場はコレだ!
単身の場合
- 同じ市内:3万円~5万円
- 県外:5万円~8万円
- 長距離(100km以上):8万円~12万円
2人暮らしの場合
- 近距離:6万円~10万円
- 中距離:10万円~15万円
- 長距離:15万円~25万円
4人家族の場合
- 近距離:10万円~15万円
- 中距離:15万円~25万円
- 長距離:25万円~40万円
「荷物が多い」「オプションを追加する」と、この相場から簡単にプラス5万、10万になるので要注意です。
同じ距離でも料金が倍違う?「引っ越し時期の罠」
引っ越し料金を決めるのは、距離と荷物の量だけではありません。
最大の敵は、「引っ越しするタイミング」です。
3月〜4月は「引っ越しバブル」
進学・転勤・転職が重なるこの時期、どの業者もフル稼働。
午前便なんて予約争奪戦です。結果、料金は平常時の1.5倍〜2倍。
5月〜6月、9月〜11月は穴場
この時期は比較的落ち着いているので、料金もグッと下がります。
「いつ引っ越すか」で、5万円以上変わることも珍しくありません。

荷物の量でここまで違う!リアル体験談
私が担当したお客さんの話です。
都内ワンルームから引っ越すAさん。
- 荷物はスーツケース1つと段ボール5箱のみ
- 平日午後便
この条件で、なんと2.5万円で済みました。
一方、4LDKマンションから県外へ引っ越したBさん。
- 大型家具・家電フル装備
- 梱包&設置も業者頼み
- 土曜午前のトップ便希望
結果は35万円。
条件次第で、10倍以上の差がつくのが引っ越し料金のリアルです。
引っ越し費用を確実に安くする5つの鉄則
1. 午後便・平日便を狙え
人気の土日午前より、平日午後の方が空いていて安いです。
2. 相見積もりは絶対
1社だけで決めると損。最低3社から見積もりを取るだけで、最大5万円安くなることも。
3. 梱包・荷解きは自分でやる
業者に丸投げすると高いです。自分でやれば無料。
4. 不用品は処分しておく
荷物が少なければ、トラックも小さくなって安くなります。
5. 早割・WEB割を活用
早めに予約すると、割引率が大きい業者も多いです。
引っ越し後にもお金がかかる!見落とし厳禁の費用
- 敷金・礼金・仲介手数料
- 新居に合わせた家具・家電の買い替え
- ご近所への挨拶品
「引っ越し代だけ見てたら予算オーバー!」はよくある話です。
トータルで考えて予算を組みましょう。
まとめ
引っ越し費用は、荷物の量・距離・時期・オプションで大きく変わります。
「安く済ませるコツ」を知っているかどうかで、最終的な支払い額に5万円以上の差が出ることも。
せっかくの新生活、出だしから損しないために、この記事を参考にしてください。